「ここには焼酎がない、タバコでも吸って成仏してくれ」
爆発の号砲で始まる冒頭
溢れ出す異常な量の血が今後の展開を予感させる
それにしても予想以上の
血🩸血🩸血🩸
バイオレンスにとことん特化した内容で、中盤から三つ巴になるツイストが効いた展開が面白い
ただ……
過激描写に特化しているだけで緩急がなく、エスカレートしていくしかゴールはない
命の取り合いによるヒリヒリ感をまったく感じないのも致命的
こういう展開ならやっぱり恐怖を感じたいのに、一方的に殺められる命に何ら恐怖を感じない
ストーリーにしても
ロイヤルランブル的な入退場で序列が急に変わるサプライズをひたすらにループするだけで、同じことの繰り返しに退屈する
しかもそのせいでどのキャラクターにも感情移入できない
ある程度は中心キャラクターのドラマがないとキツイ
そのポジションがドイルだとは思うが、終盤にざっと情報が提示されるだけでふーんとしか思えない
別に122分の過激描写詰め合わせを観たいわけじゃない
めちゃくちゃ好きなコンセプトなのに、どうしてこうなるかなぁ