「ここにいていいよって言ってもらってるみたい。」桐生夏月
原作未読。
せやからあかんかったんかな？
群像劇や連作小説が好きやのに
ストーリーに心動かされず。
それぞれの背景をもう少し
深く掘り下げるか描いてくれたらまた違ったかな。
良いセリフもあるんやけどな…。
最近いつ休んではるんかな？と心配になるくらいの
磯村くんや山田真歩さんはさすがやし
初めて拝見した東野絢香さんは
もっと他の作品を見てみたくなった。
夏月（新垣結衣）佳道（磯村勇斗）が
あの生き方を選んだことはとても良いんちゃうかな。
自分と同じような人に出会えるなんて
なかなか無いやろしね。
自分はここ（世の中）にいない方が良いんちゃうかな…
そう思って生きているところが私もあるので
夏月が感じた物理的な重みと
温かな安心感はとてもわかるなぁ。
寺井啓喜（稲垣吾郎）が
初対面の夏月に対しての雰囲気を伝えるシーン。
夏月の嬉しさが私にもわかる。
あ、見た目は周りと馴染めてるんやなって。
性的指向だけではなく、
家庭環境など様々な理由で
生きづらいとやっぱりしんどいし、
抱え込むし、辛く苦しいことも多い。
誰か1人でも共感してくれたり、
自分と似たような経験をしている人に出会うと
救われた気持ちにもなるんちゃうかな。
lgbtq・普通など
観ている側にわかりやすくする為かもしれへんけど
文字やセリフで表現してるわりには
ストーリーが浅く感じてしもた。
原作には深く描かれているんかな？
長編小説を映画化するのは
時間的に難しいのかもしれへんけど、
前半ゆっくりめの平坦な印象やったし…。
自分がこっち側の人間やから、
余計に浅く感じてしもたんかもしれへん。
もっと描くことあるやん？
綺麗に描きすぎちゃう？って。
こういうテーマを描くのなら、
サラッとじゃなく、辛さや苦しさを
もっと生々しく描いても良い気がする。
まぁええけど。
様々な人がいても良いし
それが当たり前の世の中にもなって欲しいけど、
人を傷つけたり犯罪はあかん。
ただそれが性分の人は大変やし辛いと思う。
話を聞いて寄り添って、ひとりじゃないよ…
そんなあたたかい世の中に
いつかなって欲しいな。
いつも言っている気がする。笑
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日曜午後、ガッキーファンかな？
という感じの映画館慣れしてへん方々が
結構賑やかに何組もいてはって、
んー、しゃぁないか…と思っていた。
ま、せやけど、
安くない料金を払ってこの作品を観て、
「生きづらいなと感じながらも
こうして日々を送っている人もいるんやよー」
そう少しでも知って貰えるキッカケになれば
それはそれでええことやし嬉しいことやなと、
思ったのでした。
