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西部戦線異状なしのMISSATTOのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)
4.0
すごい映画だった。すごい……としか今言葉が出ない…。
今こそ見るべき映画。

見たのは、ダニエル・ブリュールが出演しているから。好きな俳優でも出てなければ戦争映画は基本見ないことにしてる。なぜならどんなに反戦映画とされても、僅かにそこに美化や正当化が透けて見えるのが嫌だから。
だけど、この作品には戦争の虚無さしかない。前線兵士たちと戦場を誠実に描き、そこに何も残らない様、不条理さを描いてる。

全ての戦争映画を見たわけではないけど(過去のアメリカ版同名映画のいずれも見てない)、それなりに映画を見てきた中で、どんな戦争映画よりも、戦争を始めて戦争を続ける為政者に憎しみが湧く映画だった……
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