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フェイブルマンズのfonske0114のレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
3.5
ある少年が映画と出会い、その魅力から映画の撮影に没頭するヒューマンドラマ。スピルバーグ監督の自伝的作品。

以下ネタバレ感想を。

少年期の、映画に興味を持つきっかけ〜実際に撮影するまでの間は、幼少期の憧れや夢中さ、想像の世界を想起させ非常に懐かしさとワクワクが止まらない、非常にいいシーンの連続だった。
初めての映画に虜になり、父親に内緒で母との鑑賞会、兄弟で家の中でひっちゃめっちゃかに撮影する様子などたまらなかった。

青年期(ボーイスカウト時代)の映画に手が込んでいく様子も良かったが、祖母の死から叔父の登場、カリフォルニアでの学校生活辺りと映画撮影シーンが少なく普通の青年の物語で、正直興味が湧かなかった。

両親の離婚と恋人との別れ、撮影会社の就職など物語はすすむも、個人的には誰にも感情移入できず、あまりワクワクしなかった。

随所で左右対象や母のヘッドライトをバックに踊るシーン、クローゼットでの母の映像鑑賞など美しいシーンや音楽(ジョン・ウィリアムス!)など印象的な場面はあったが、トータルで見ると両親の離婚も含めアメリカ的なのか私にはあまりハマらなかった。
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