御朱印帳

フェイブルマンズの御朱印帳のレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
3.4
スピルバーグ監督の自叙伝的映画
1950年代から60年代の時代背景や父母、叔父など親族からの影響、ウクライナ系ユダヤ人としての出自、ニュージャージー、アリゾナ、カリフォルニアと引っ越しの過程から描かれる家族関係、青春、恋愛、創作、人種差別、苦悩などメイキング・オブ・スティーブン・スピルバーグといつた感じ。父母に捧げられている。

最後は巨匠監督の助手の助手の助手として採用される場面で「後は作品を見てくれ。」たいつた感じで余韻を残す。芸術などに係る含蓄のあるセリフがスピルバーグの作品に反映していることが分かり楽しい。

両親もここ数年で他界したのでこの映画を発表したのだろう。
何本もスピルバーグの作品を見た方にはお勧め。
SF、家族愛、戦争映画など幅広い分野を描くスピルバーグ映画発表を何本もリアルタイムで鑑賞できたことは幸運なこと、改めて振り返りたくなった。
要所で流れる音楽も巨匠ジョンウィリアムズ、控えめに作品にフィットしていい味。
ジョンウィリアムズのディスコグラフィーを眺めると、スピルバーグと多くの共同作業。
エンドロールのクレジットにデビットリンチとあつたので改めて確かめると.....。
御朱印帳

御朱印帳