開明獣

aftersun/アフターサンの開明獣のレビュー・感想・評価

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)
3.0
はまらなかった。合う合わないがあるのは、映画道必定の理。だからだれが悪い訳でもないけれど、なんとなく、しょんみり🥺

良作なんだと思う。行き場のない、喪失感を抱えた感情の描き方は見事だと思う。でも、予告から想定していた通りに話しは進んで終わっていき、腹落ちしないモヤり感を残して、てちてちと劇場を後にした😔

エディンバラ出身の父カラム31歳と、娘ソフィ11歳は、休暇をトルコのリゾートで過ごす。クラブメッドではないけど、そんなイメージのところ。欧州から訪れるのによくあるごくごく平凡な海沿いのリゾート地。カラムは妻とは別れて、普段はソフィーとも別に暮らしている。父と娘との貴重な時間が描かれている。

そんな楽しいはずの休暇なのに、情緒不安定なカラム。右手の骨折は何かを殴ったためだろうか?娘には骨折と偽っている気がする。随所で不安定な様子を垣間見せる父と、時にわざと陽気に振る舞う娘。

最後の踊りは、ソフィの子供へと受け継がれていくのだろうか?それだけを、ただ祈りたい気持ちだった😔

違和感の原因は、自分も離婚経験があって、娘がいるからだと思う。監督の自伝的な作品ということだったけれど、もしも自分が死んだ後に、こういう風に人目に晒されたら・・・と思うと、どうにもいたたまれなかった。極めて個人的などうでもいい話しなんだけどね😠

いい作品なんだよね・・・でも・・・😞
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