吉田コウヘイ

リオ・ブラボーの吉田コウヘイのレビュー・感想・評価

リオ・ブラボー(1959年製作の映画)
5.0
乾いた風にカントリー・ソングが乗って、男と女が踊る。無駄な血は流さない。生きたまま捕まえる、ルールの中で罰する。人情は決して手放さない。仕事はする。だが艶がなければ楽しくない。楽しくなければ人生じゃない。

ハワード・ホークス&ジョン・ウェインによる、これぞ保守の真髄!と唸りたくなる西部への、故郷アメリカへのラヴ・レター。

ジョン・ウェイン演じる保安官のベルトのバックルには河のマークと“D”の文字。11年前の『赤い河』から繋がる、果てなき穏やかな大洋だ。