磨

エリザベート 1878の磨のレビュー・感想・評価

エリザベート 1878(2022年製作の映画)
3.2
“シシィ”の愛称で親しまれたオーストラリア帝国ハプスブルグ家最後の皇妃エリザベート。
自由と解放を求めた彼女の一年間を切り取り描いたヒューマンドラマ。

何よりもF××K‼︎と中指突き立てたヴィッキー・クリープスのポスターが鮮烈なので、ひょっとしたら爽快系の作品かな?と思ったくらい。当然ながらそんな事もなかったが、「コルセット」という原題からわかるように、色々なものに締め付けられた女性の解放を訴えたような作品になっている。

個人的な感想としてはあんまり面白くなかった。結果、何が言いたいのかもそこまで飲み込めず楽しめず(あぁ「バービー」のデジャヴ‥)
彼女の生涯、ハプスブルク家の歴史などを考慮すればその振る舞いも理解できるが、本作だけならなかなかのメンヘラおばちゃんだしねぇ(笑)


それにしても、真実は知らんという前提の元めやっぱりこういうの見るとイギリス王室や我が国の皇室と被る部分が多いことに気づく。あれやこれやあの方やこの方(想像におまかせします)
100年だろうが200年だろうがこういった場所の息苦しさは変わらんし変えられんと言うことですな…
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