BROOK

梟ーフクロウーのBROOKのレビュー・感想・評価

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)
5.0
鑑賞日:2024年3月2日
パンフレット:800円


「私は確かに見ました」


いやー
韓国映画はホント面白い!と、何回もレビューで書いてきましたが…
今作もホントにホントおもしれっぞ!!と。
韓国で大ヒットして、いろいろな賞を獲得したのも頷ける。

セカンド上映をしてくれた、こうのすシネマさんに感謝感謝!

とりあえず、あまり前情報を入れないで鑑賞した方が良いかもしれない。


映画が、盲目の鍼師であるギョンスが若殿様を背負って走っているシーンから始まります。

このシーンが終盤に繋がっていきます。


盲目の鍼師のギョンスは宮廷の御医になるための試験を受ける。
多くの受験者が脱落する中、ギョンスだけは見事的中し、宮廷内で働けることに。

マンシクからいろいろなことを教わりつつ…
だが、ギョンスには秘密があった。
明るいうちは目が見えないものの、暗闇になると少し目が見えるように。
このことを利用し、宮廷内から外にいる弟に手紙を書いたりしていた。

そんな中、清から世子が久しぶりに戻ってくる。
清の文化を取り入れて、朝鮮を新しくしようと、父である王に進言。
しかし、王はそれを聞き入れてはくれず。

ある日、ギョンスが世子の鍼治療をしている時、うっかり目が見えているのがバレてしまう。
その一件で、本当のことを告げると、世子は拡大鏡をギョンスに渡す。


世子の容態が急変し、御医であるヒョンイクとともにギョンスも同行。
懸命の治療を施していく中、蝋燭の灯が消えて、ギョンスはそこで驚くべき光景を目の当たりにするのだった…。


まずは、明るい時は目が見えないで、暗闇になると見えるという設定が非常に活きている作品だったと思います♪
この設定で、ハラハラドキドキ度が倍増していく感じ。

さらに、音にもこだわっている印象で、劇場の音響が良かったせいか、緊迫感がひしひしと伝わってきましたよ。


世子の死の真相については、良くあるような展開ではあるが、
ギョンスが濡れ衣を着せられてからが手に汗握ります。
ピンチになったと思ったら、難を逃れて…またすぐピンチに、、、この連続!
目が見える夜のうちに解決しないと、自分が犯人に…というタイムリミットも織り込まれて、とてもとても見応えあり。


ラストで、史実が語られて…
あー、、、となるんだけど…

4年後の展開はスッキリ!

「感染症です」

っと、もうこれ以上は言えませんね(笑)


極上のスリラーを堪能できる作品なので、
是非とも多くの人に鑑賞してもらいたいです♪
BROOK

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