両親を交通事故で失った姪との会話をヒントに生み出されたアンドロイド「ミーガン」。優れたAIが導く触れ合いは姪の顔色に希望をもたらすが。。
AIを七つの大罪に当てはめるなら「強欲」かもしれないと思わせる映画。
ある種、タガが外れる怖さというものは、ポール・バーホーベン監督の「インビジブル」に似たものがある。
まあ、ノリは後半はスラッシャー寄りで頭を悩ますことなく進むけど、その気になればゴシックホラーのような雰囲気に縺れこむのも可能そうなコンセプトだった。
姪との人間関係も、こういうシチュエーションなら大変だなあと思えど、正直、親権問題などにはもっと厚みある説明が欲しかったかも。まあ、ある意味、起承転結の起の部分だけにライトに流してるかもだが、結にまで情を当ててたなら、映画「MAMA」並みな涙誘う作品になってた。
それにしてもミーガンの表現力。
これは一見の価値があった。
