生酒冷造

岸辺露伴 ルーヴルへ行くの生酒冷造のレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
3.5
「ヘブンズ・ドア」と命名されるスタンド使いの漫画家、岸辺露伴。過去に自身の後ろ髪を引かれる女性の記憶と彼女の呟いた究極の黒色を使った絵の存在。その絵の手掛かりを求めオークション会場に出向く。。

漫画「ジョジョ」シリーズの登場キャラ、岸辺露伴のスピンオフ映画。
まあ、スタンドはスタンド能力の無い人には見えないルールとは合うのだが、、どうせならヘブンズドアが映像で登場して欲しかった。
岸辺露伴シリーズはジョジョの世界観とは違う味わいがあっていい。。岸辺露伴が人のエキセントリックな業を目の当たりにする。
今回の闇は謎多き画家、山村仁左衛門。この画家と岸辺露伴自身の過去に関わる内容はこのシリーズとしても異色だ。
しかしこのネーミング。
映画「リング」山村貞子と時代劇「雲切仁左衛門」の掛け合わせなんだろうか。

かと想像すると映画自体も伊藤潤二「ウズマキ」へのオマージュかもしれないと深読みしてしまう。
ホラーにしては、こういうミステリーも種を撒いて温めていく余裕を感じたのは久しぶりかも。
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