タカ

ミッドナイト・マーダー・ライブのタカのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「最悪な悪ふざけ」

反転アングルからの不穏な始まり
血液とグランベリージュースの対比
すなわちシリアスとコメディの相対
身構えさせたままに裏切られるのは何か気持ち良いものがある
この映画自体がそういう構造
緊張させ張り詰めさせ最後に落とす
一瞬の気持ち良ささえ感じれば評価しちゃう
瞬間最大風速ってけっこう大事

誰とでも喧嘩する始まり
上司、ライバル等々
本番間近でそんなにイライラしちゃう?
主人公に対して恨みを持つ人々の紹介
『ハッピー・デス・デイ』の容疑者を広げる手法かもしれない
怪しい人が多すぎて誰?と考えさせる演出かも
でも考えすぎだな、きっと
フーダニットのミステリーが主軸でもないからね
ヒントを撒くというよりどこに潜んでいるのか?のヒリヒリ感を楽しむ映画

意外と面白いサスペンス要素
通話で得られる一方通行の音声情報というのが楽しい
その情報の正誤を判断する余裕もないからそのまま受け止めるしかない
情報が制限されるとどうしても騙されやすくなる
そしてその後は疑心暗鬼になる
大オチありきの前フリ部分といえどわりとその部分が好き
家にいると言ってたのに….の展開が好き

ドッキリ大成功❗️
蒲田行進曲が流れるやつ
しかもカーテンコール2回ね
1回目のドッキリの後にメッセージ性を感じるカメラワーク
そのまま終わると重いし、スッキリしないなぁと思っていたらあくまでドッキリで終わる
"悪ふざけ"を貫いてくれる
「もっと過激に」にしてほしいという気持ち
一方で反省しろという気持ち
何だかんだで好きだなぁ
タカ

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