Jun潤

炎上する君のJun潤のレビュー・感想・評価

炎上する君(2022年製作の映画)
3.0
2023.08.08

(多分)ポスターを見て気になった作品。
期せずして今回トークイベント付き上映にて鑑賞。

高円寺の高架下で踊る二人の女性。
二人は日々巻き起こる女性蔑視による炎上に対して、その憤りを解放するように踊っていた。
踊り切った後の居酒屋では、自分たちの写真が性的搾取されていたり、性的マイノリティに対する偏見が繰り広げられていたりと、炎上には暇がない。
二人は、脚そのものが炎上しているという男を見つけ出すために、夜の街を駆け回る。

うーん、個人的には怪作でしたね、、。
抑圧からの解放や炎上に対する一つの解釈を、ちょっとシュールなコメディで表現するというのは面白い試みだとは思いました。
しかし扱う題材がセンシティブなためかどうかは分かりませんが、ちょっと尺や構成に疑問符が浮かぶ作品。

んまー自分でもフェミニズムに対する理解が足りていない自覚はありますし、日々巻き起こる炎上とは今のところ無縁な身分としては、あんまり響いてくるものがなかった印象。
これで描き方や切り込む角度が違うと何か変わるかどうかもわからないのですが、とりあえず今作では自分の価値観は揺らぎもしなかったかなと。

最後にトークショーについて。
最初に言うと見ずに劇場を出てしまいました。
知っている方が出ていないことも理由としてはありますが、前々から舞台挨拶やトークショー付きの上映回にいる、作品を見ずに登壇者目当てで劇場に入ってくる人がどうしても苦手というか、何を考えているのか理解に苦しみます。
全員がそうではないのも分かっているし、仕事の人もいるかもしれませんが、作品含めてのイベントやプロモーションだと思うと、そうでない人がいるというだけで、今回のようにちょっと遠慮してしまいますね。
Jun潤

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