クリムゾンキング

疑惑のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

疑惑(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

「凍った湖」からの続編。
前作の主人公の1人、アホーナーの妻子を轢き逃げした犯人が遺体で発見されるところから物語が動き出す。

意外な犯人、、、というほどでもない。
前作ではちょっと偏屈なベテラン刑という具合だったグレテが冒頭から愛猫の死別を始め感情に押し流されてぐだぐだなので一体どうしたことか?と思ってしまう。
そしてアホーナーママもあれだけ協力してくれたのに一気に冷たくなってて「ストーリーの行間に何があったよ!?」と思ってしまう。
その理由は後々語られるのだけど、サスペンスとしては犯人探しの緊張感などはほぼなく平坦に終わってしまうけど、愛し合った人が犯人なのか?と葛藤する姿や、ヨーロッパの、メリケン産とはまた一味違った落ち着き払った情景や空気感など、ドロドロの人間関係も相まってそうした部分が観ていて面白かった。

グレテ&ネメス(とアホーナー)のコンビも、前作がある故愛着が湧いてきているので特捜部Qのようにもっと作ってほしい。