言うことをきかない息子は誘惑に負け、行ってはいけないといわれてた湖にいくことになる。
そこで古代から生きていたピラニアの先祖に襲われることになるが…。
1978年に大ヒットした『ピラニア』を3D映画としてリメイクしたパニック・スリラー。
湖を舞台に、地底湖から湧きだした太古のピラニアの猛威を描く。
冒険あり、恋愛あり、エロありグロあり幼女ありの最強映画です。
内容は、地震の影響で海底に裂け目が出来、そこから古代に生息していたピラニアが現れ、湖に入った人間を食い散らかすというもの。
B級おバカテイストをあえて狙った作りの本作。
パッケージだけ見たら、70年代の映画かと思いました。
それもまたリメイク元へのオマージュなんでしょうね。
この作品を一言で言えば、「おっぱい祭り」でしょうか。
制作者がもうとにかくおっぱいが好きで好きで好きで好きでたまらないんだろうなというのが伝わってきます。
“キング・オブ・ザ・ワールド”ジェームズ・キャメロンに「3D映画の価値をおとしめている」と因縁をつけられてもなんのその。
そしてR15指定だけあって、惨劇とは生ぬるいくらい映像がエグイ。
筋肉&おっぱい達の大殺戮シーンは、笑っちゃうぐらいのスプラッターぶりでクオリティ高いです。
とにかくいろんなおっぱいがピラニアにガシガシガツガツ食べられていきます。
『ジョーズ』も真っ青な感じでした。
やられる人数ハンパないのに1人1人の残酷描写が細かいのはすごいです。
人の言うことを聞かず、調子乗っていた若者たちが一気にやられていく姿は爽快感すら覚えました。
それとは裏腹に、CGの出来映えは「これ本当にハリウッド映画なのか」 と思うほどのショボさ。
しかしながら、「おっぱいとスプラッタ」ばかりが取り上げられている本作ですが、飽きさせないための全体の構成や、ピラニアから逃げ惑うサスペンスもなかなか良くできていたと思います。
緊張感の高め方、その頻度、長さも抜群。
事が始まってからの疾走感が素晴らしい。
話の筋もきちんとなぞっていて、シンプルだけど兎に角ひきつけられます。
中盤ぐらいでビーチに大量のピラニアが現れて、ビーチ客を次々に喰らう場面が一番の見所かな?
他にも魅力なのはキャスティング。
エリザベス・シュー、リチャード・ドレイファス、クリストファー・ロイドと、80年代の映画好きならこれだけで垂涎もの。
更に『ホステル』監督のイーライ・ロスやら、スティーヴ・マックイーンの孫やら超豪華。
けど、グロいの苦手な人は見ない方がいいと思います。
[教訓]
何が起こるかわからない海で、長髪は危険です。
また、ロープ渡りをする時は、髪を結ぶか切るかしてから、行きましょう。