見る前に予想された通りのお話。それでも良い。それだから良い。
人は誰も一人だが、それでも独りでは生きていけないのよね。人生とは、人間関係のことだわ。
オットーや周りの人たちの背景を後から少しずつ明かしていくのが良いね。最近こういう語り方の映画が多いけど、是枝さんとかの影響だったりするんだろうか。
隣人の子どもたち、姿を見せない親友の子ども、これから生まれてくる子ども、そして生まれてこれなかった子ども。
血の繋がりとは関係なく、我々は次の世代にバトンを受け継ぐために生きているという風に人生を見ることができる。できるだけ良い状態でバトンを受け渡せるように。
ちなみに、若き日のオットーを演じた俳優は、トム・ハンクスの実の息子のトルーマン・ハンクスだったみたい。びっくり。
今年も今日でおしまいなので、個人的年間ベストをひっそりと置いておきます。
1.別れる決心
2.スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
3.NOPE/ノープ
4.由宇子の天秤
5.SHE SAID/シー・セッド その名を暴け
6.BLUE GIANT
7.フェイブルマンズ
8.TAR/ター
9.非常宣言
10.PERFECT DAYS
来年はちゃんとリアルタイムで劇場にいかねばと心に誓う大晦日。皆さま良いお年を。