「生きて、抗え。」
敷島浩一は、第二次大戦から生還した。両親を失い、生きる希望を失いかけたが、大石典子という女性と出会い、戦後処理の任務をこなしながら生きていく。戦後の荒廃した世界に、ゴジラという絶望が足を踏み入れる。
戦後の日本にゴジラをぶつけるというとんでも鬼畜ストーリー。だが個人的には荒廃した世界と“呉爾羅”との親和性は良かった。
一方でその脅威に抗う人間たちの妙な“血の通って無さ”というか、人間味のなさというか、言ってしまえば、脚本の薄さというか、、が惜しい。ちょっと冗長?でも佐々木蔵之介の役は、典型的な昭和の男って感じがして好きだった。というかメインキャストはみんな、特に神木隆之介は良かった。