しんご

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)のしんごのレビュー・感想・評価

3.9
「ゼロの執行人」(18)から5年振りに立川譲監督と櫻井武晴脚本のコンビが復活。コナンというアイコンを駆使しつつ、現代的なテーマを娯楽サスペンスに落とし込む構成は相変わらず流石で、圧倒的に面白かった。

今回は黒の組織総動員で灰原が窮地に陥るがそれを救うべく奔走するコナンが胸熱で、かつ灰原の心情の揺れ動きがエモーショナルで切ない展開だった。ただ、ストーリーのスケールがもはや一探偵が処理できない規模になりコナン君が007化してるのは気になったけど、これはこのシリーズの最近の傾向なのかな。余談だけど、蘭姉ちゃんが諜報員ばりに人間離れした強さになってるのは思わず笑った。もう新一に守られる必要がないのではと。

個人的には小五郎がもう少し活躍する話をどこかでまた作って欲しい。
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