かこ

マイ・エレメントのかこのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・エレメント(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

🎬 マイ・エレメント

🕒 101分/アメリカ/アニメ

📣 ピーター・ソーン監督

🖋️
すべての愛の力は大きい❤️

大人も子どもも楽しめるストーリーなので、
難しいことは考えず観たままの感想を✍️

吹き替え版を鑑賞しました。
プロの声優さんですか?ウェイド役の玉森裕太さんがとても上手でビックリです‼︎(大袈裟じゃないよ)
エンバー役の川口春奈さんも少し低い声がエンバーの性格とマッチしていて見事でした。二人とも全く違和感なしです。

映像美も素晴らしい。街全体に奥行きも感じられてカラフル、光と影のコントラストも綺麗で、それぞれのエレメントシティがPOPで可愛く描かれていました。建築物が近未来的で個性豊かな形をしているのも良かった!
すごく夢がある。そこに住むエレメント達も個性的✨

エンバーもウェイドも可愛くて、各々の特徴と質感がよく現れていたと思います。

エンバー🔥は我慢が苦手、感情をうちに貯めて怒りが頂点に達すると自分の炎であたり一面を燃やしてしまう。火が消えそうになったら燃えるものを食べて自分を再燃焼させる。

一方のウェイド💧は穏やかな性格。相手に気持ちを伝えるのが得意で褒め上手、そして涙もろい。水のある所ならどこからでも登場(または復活)したり、細い隙間も簡単に通り抜ける。エンバー家の熱々木炭ボールを食べて沸騰、蒸発しそうになったり、正反対なエレメントの様子がコミカルに描かれていてとても面白い‼︎

面白くてワクワクする世界観なんだけど、メッセージ性もあります。これがね本当に感動した🥺

エンバーは自分とは正反対のウェイドに出会い、新しい気付きと自分の内面の変化に驚く。中でも一番の変化は気持ちを伝えることの大切さを学んだこと、そして愛の存在を改めて実感したこと✨

前述のとおり瞬間湯沸器(今ある?😂)だったエンバー。
ウェイドはエンバーに可能性を感じ、外の世界の素晴らしさを何気なく教える。エンバーはそんなウェイドに惹かれ、いつのまにか心を許している自分に気付く。
小さな世界に留まることは可能性を無駄にすること、もっと広い世界でチャレンジしたいという本当の気持ちを勇気を振り絞り両親に伝える。
そしてもちろんウェイドにも思いを伝える。

もうね、この二つのシーンが本当に感動します😭
気持ちを伝える事はとても勇気のいる事で、
でも伝えないより伝えたほうが後悔しないことも確か、ダメだったとしても次に進めるよね。あの時のエンバーの姿は応援したくなるし、誰もが自分と重ねるのでは?

そして自ら慣れ親しんだ世界を飛び出して、
新しいことにチャレンジする勇気も立派。
確実に成功する、ということは約束されていない。
でもウェイドの愛と彼のウィットに富んだ性格なら、エンバーも心強いと思った。

この一連のシーンも火と水の特徴を活かした演出、本当に素晴らしかった👍

ウェイドが優しくエンバーを導き、大きな愛で包み込むところも最高だし、何よりエンバーが愛する人を得て、自分にも自信がついて周囲に優しくなれたこと、これが本当に良かったよ、愛だよ愛😭

よく考えてみれば、火と水はお互いを消せる存在。そんな二人が愛し合い、人生をともにするなんて、無限の可能性を感じました!

少しピリピリしていたエンバーと父親、
ふたりの変化にもぜひ注目しながら観ると余計に感動🥺

好きな人がいたり、パートナーへの愛が消えそうな人、自分のやりたい事を言葉にできない人がいたら、この映画は背中を押してくれるかもしれません。
かこ

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