Shoko

ゲネプロ★7のShokoのネタバレレビュー・内容・結末

ゲネプロ★7(2023年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

〖ゲネプロ★7〗(映画/日本/2023)



『若者から絶大な人気の7人組ユニット〈劇団SEVEN〉。話題の新作舞台「シェイクスピア・レジェンズ」の準備に向けて、新たなメンバー山井の加入が控える中、カリスマ的リーダーの蘇我が急死する。蘇我を失った劇団は何かが崩れ始め、お互いのミスを責め合い、稽古には身が入らず、信頼関係に亀裂が走る。さらに、“ある秘密”が彼らに告げられたことで、運命の歯車は容赦なく狂い出す。誰かが俺たちを操っているのか? 何者かが劇団に仕掛けた〈罠〉なのか? 1人、また1人と、不気味な影が彼らを嘲笑う。とまらない猜疑心と焦燥感。7人の絆を打ち砕こうとする黒幕の正体は?』

ようやく観ました。早く観たかったのに仕事終わりレイトショーの時間が遅すぎて観たら家帰れないみたいな感じで、しかもいつもの映画館じゃなかったから定価払うのばかばかしーと思って(ごめんね)1日になるのを待ってた。
またこの界隈の映画だし…でも監督が堤幸彦さんだったのでよっぽど大丈夫だろうと思いながらもどきどきしながら観た。
しかも忘れてたけど川尻恵太さんが脚本だった。大丈夫。



・最後まで喋る






いや、想像してたよりはだいぶ面白かった。
ラストはちょっと「?」だったんだけど、俳優の見せ方をわかってる。オタクが見たいやつ見せてくれてありがとう。
高野さんのなんかすごい踊りとか脇とか見せてくれてありがとう。
みんなが性格すごい悪い役だったけど、これ当て書きだったら面白いのになって思ってた。
舞台の話だから舞台俳優っぽさが浮かなくて、この界隈の映画の懸念点がなかったのも非常によかった。
もうさ、みんな刀振り回し慣れてる人ばっかりだからさ、殺陣が楽しい。
そしてすっぴん風メイクもありがとうだし、そのおかげでその後の舞台メイクの時全員ばちくそ美人だった。
なんかもういつめんによるいつめんの映画って感じでこれ以上特に話すことなさそう。みんな綺麗よ。
ジパオペごりごりのゴリ押しだったね。
佐藤さんのわがままだけど素直っぽい役超キャワだった。

ていうかこれ結局蘇我が黒幕ってことでいいと思うんだけど、この舞台のために蘇我は長い時間かけてこの人たちに自分を信じさせてなおかつ周りを信用できなくさせた上に彼女にも協力させたの?いちばんの狂人じゃん。
あのゲネプロで真剣にすり替わってて死んだと思いきや死んでなかったんだよね?それも込みで演出ってこと?だから誰も止めなかったの?
もうちょい時間長くていいから最後まですっきり私にもわかるように説明してほしかった。
ていうかあのゲネプロで本当に全員死んでて蘇我なんらかの復讐とかだったら最高すぎたよね。
普段舞台に出てる人が映画に出るたびに言うけど、血糊じゃばじゃば使ってくれて大感謝。昨日たまたまニンジャVSシャークを見たおかげでどうしようもないクソCGの血糊の後だと「わーちゃんとしてる!」って感動しちゃって私ったら安い女。
特に染谷さんが自分の首切ったシーンは最高に痺れた。あそこだけもう一回観たい。

ていうかそもそもなんだけどゲネプロまで13日とかで新メンバー発表で、そこまで旧メンバーも知らなくて、そこから台本読んで稽古始めてあれなら天才だよ、そういうもの?
てか7人しかいない劇団ならオーディションも7人でやらんか?
とかちょこちょこ気になることはあったものの、期待してたよりはかなりよかった。
シェイクスピア好きだからうれしかったね。
てかなんかこのすっきりしない終わり方、後日シアターコンプレックスあたりで課金で答え合わせ編みたいなのありそう。

(67/劇場鑑賞34)
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