これは大人っぽい作品で宮崎さんにしか描けない世界観です。
作画は流石の一言です。作画のレベルだけでいうなら「もののけ姫」バリですね。デイテールもすごいですね。まあ、派手な作品ではないんですが、宮崎ワールド全開で監督ならではの描き方でした。登場人物もいいですね。ばーちゃんずもユニークでした。親を演じたのはおそらく木村さんでしょうね。どっちも良かったです。ストーリーも批評する点はあるものの凄さしか感じませんでした。すごくドラマ性が強くてアクションはないんですね。その点では好き嫌いはあると思いますね。
ただ2点だけ気になる点を挙げさせてもらうと物語が始動するまでに30分かかるのは2023年の作品では古すぎます。80年代かよってツッコミ入れたくなりました。あともう一つは事実上のヒロインが登場するのが遅すぎです。映画館の左斜め前の人は寝ていました。それくらい登場するのが遅かったです。そこから物語が面白くなっていった気がします。その2点が残念でした。
まあ、これをきっかけにジブリも復活してくれることを期待したいです。
