さとし

パスト ライブス/再会のさとしのレビュー・感想・評価

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)
4.0
これは字幕が読めなくても楽しめる作品でした。私の場合英語部分はわかったんですが、韓国語はわかりませんでした。しかし、見終わった後にもう一度見たくなりました。それくらい良かったです。

私は5歳でアメリカへ行きました。移民としてではないので今作の設定とは違うのでしょうけど似たような場面もありました。結局のところ一人の人間の持つ全ての顔をパートナーの人が知ってることはないんだと気付かされました。印象に残ったシーンは夫のアーサーが君は韓国語で寝言を言いってるよのシーンですね。夫が韓国語をいくら学んでもノラの全ても要素を知ることはないですしかといって幼馴染くんもノラの全ての要素を知ることがなんだと気づき普段自分が生活してる上で気づくことが多かったです。あとイニャンでしたか運命みたいな話がありましたね。考えてみると興味深かったです。人と人が巡り合う、再開するのには意味があると考えただけでなんとも言えない気持ちになります。

あと技術面も素晴らしいですね。セリーヌ ソン監督の実体験をもとにした作品だそうで脚本も凄かったです。自由の女神とか韓国の田舎風景とか非常によく撮られてるなと思いました。あと複雑な関係を単純化するのがこの監督は上手かったです。嫉妬ではないだけど友情ではない幼馴染くんと夫の関係も面白かったです。まあ、あの状況で奪うなんてできませんし後々のことを考えたらしない方が良さそうです。自分の運命をうけいれるしかないなという感じです。スカイプとかフェイスブックで昔の知り合いと繋がるのはいいことですが、パンドラの箱にもなるうるだと思いました。

まあ、面白かったです。
また見たいです。
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