Shoko

魔女の香水のShokoのネタバレレビュー・内容・結末

魔女の香水(2023年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

〖魔女の香水〗(映画/日本/2023)



『白髪の美しく高貴な上品さを漂わせる女性・白石弥生(黒木瞳)が香水店で2つの香水を見せながら常連客を相手に語っている「世の中には似て非なるものがたくさんある」。
一方、華やかなセレブ達が集まっているバンケットホールで派遣社員として奮闘する若林恵麻(桜井日奈子)。高卒の恵麻は、いつか正社員になって、一流の仕事を与えられることを目標に頑張っていたが、後輩の見習い女性への上司のセクハラ行為を抗議したことで職を失ってしまう。自暴自棄になった恵麻は、夜の街のスカウトマンに連れられ「魔女さん」と呼ばれる弥生の店に足を訪れ、その店を手伝うことになった。ある日、金木犀の香り漂う男性・横山蓮(平岡祐太)と巡りあう。弥生に授けられた言葉と香りによって自分の人生を切り開くのは自分自身だと気づかされ、天職を探し求めるように香料会社で働き始める恵麻すっかり香りの世界に魅了されていく恵麻は、営業先で蓮と再会することに―。魔女の香水『Parfum de prières(パッファンドプリエール)』の力に後押しされるように懸命に未来を切り開いていく恵麻の運命は、果たしてどんな風に変わっていくのだろうか?!』

ツイッターのなんかのアカウントのリツイートして当たるご招待にて。10組に当たる抽選で10人しかリツイートしてなくて当確だった。
桜井日奈子さんも舞台挨拶で来るというのになぜwhy?多分吹上ホールという場所がダメなんだろうな、遠い(私の家から)
黒木瞳さん主演の映画です。
6月16日公開。

なんで映画館じゃないとこでやったんかな〜って思ったら物販(パンフと香水?)ありってのと、話がクソ長だった。
それも私が人間の中でいちばん嫌いなタイプの、上手く言えないけど人生のどのタイミングで出会ったとしても絶対仲良くなることなさそうな女っていうか…とにかくその人の会社がお金と口を出した映画らしい。
で、その人が冒頭でめちゃくちゃ喋って途中で目がシジミみたいな女も出てきてバーって喋って、この映画の原案は監督が実際に渋谷だか新宿だかで出会った香水屋さんらしいんだけど、なんかそこにトンチキなサクセスストーリーを強引に組み込み、おまけにその私の嫌いなタイプの女たちの体験談で肉付けしたと言ってて、もう観に来なきゃよかった!ババアのオナニーを全国に公開するな!ひとりでやれ!
ってめちゃくちゃイラつきながら観たので映画の評価が底の底になってしまった。
映画は、まあほんとそんな感じで自分で自分の発言を名言って言ってたのきつすぎたけど、その人たち的に刺さるワードをバンバン押し込むもんだからこっちはフーンってどんどん気持ちが萎れ…懲罰房119分って感じだった。私が何をした?真面目に生きてるだけなのになんで貴重な休日にこんな目に?地獄か?
もう最後まで喋るから見る気ある人は見ないで欲しいんだけど、とにかく香水屋(黒木瞳)がえま(桜井日奈子)に起業を焚き付けて、それはそれでいいんだけどなんかサーっとぼちぼち上手くいってあの「資金は全部出すから」って言ったおっさんとか下心しか無さそうだし、出会った男は金を無心してきてクソだし、その前に出てくる男が軒並みクソなんだけど、こっちのイラつきに対してのスッキリのリターンが少なすぎる。で、香水屋は香水屋で過去に香水を一緒に作ってた男が他に女作って捨てられてて、実はその香水屋に出入りしてた男の子がその昔の男の息子で感動の再会!ってなって香水作りも完結したんだけど、「ハァーー????????」だった。そんな男の子供、顔を食いちぎれ。二度と目の前に現れるなと唾を吐いてやれ。
そんな感じ。
あと気になったのはアンティークの香水量り売りしてたけど、あんな陽の当たる窓辺に置き、しかも今みたいな密閉できる瓶でもないしすごい劣化してそ〜とか、えまが最初に蓮に出会った時匂い嗅ぎすぎててそれはないわ!ってなったのとか、そもそもいまいち誰の心情にも寄り添えない上に冒頭のトークで「5回泣いた」みたいなこと言ってたこと思い出して泣かせにきてるシーンでもう一回ムカついたりして散々だった。小西真奈美さんの役は良かった。あと若黒木瞳は最高。
この後も上映会があちこちであるみたいなんだけど、冒頭のトークをやめてとりあえず映画を観せたほうがいい。余計なことを喋らない方がいい。ムカつきすぎてストレスあくび止まらなかった(犬か?)

で、映画終わって舞台挨拶の前に休憩あってロビーにいたらスタッフの人に映画どうでしたか?感想の動画撮らせて欲しいんですけど…って言われて、それっていい感想言った方がいいやつですか?他の人の方が良さそう…って言って断ったりして、舞台挨拶は桜井日奈子さん超絶可愛くてフワフワできれいでにこにこしてたくさんファンサしててかかとまですべすべっぽそうで浄化された。
監督もいて、監督はドキュメンタリーがメインなのかな?このスポンサーのどこにシンパシー感じたのかわかんないけど、なんか「お金出してもらってるから強く言えないのかな〜」って感じだった。でもチクっと「予算の関係でスケジュール詰め詰めだった」みたいなこと言ってた。後ここでもその嫌いな女がベラベラ喋って桜井日奈子の話遮ってまで喋ってたからマジのマジで帰れって思ってたら終わった。
私もよくぞ初対面の人にこれだけ嫌悪感抱けるな〜。ウケる。黒木瞳さん、仕事選んで。もっと素敵な映画に出て。

(79/劇場鑑賞(試写会)41)
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