"toxic"
めちゃくちゃ楽しみにしていたのに、某映画評価サイトのレビューが散々で、公開直後から微妙な空気が漂っていた本作。
もちろん、他人の評価で見る作品を決めてる訳ではないし、そもそもスパイダーマン大好きだし、シドニー・スウィーニー出演してるし、そんな酷評なんて気にせず観に行ってきました！
ほぼ貸切状態でしたけど！
で、いざ鑑賞してみると…。
うーん、確かにお世辞にも良い作品だとは言えませんでした(苦笑)。
これじゃ酷評も仕方なし。
カメラワーク変だし、脚本やキャラ設定も雑だし、ツッコミどころ満載だし、素人が見てもダメだこりゃといった感じ。いつまで盗んだタクシー乗ってんだよ！！
全体的なクオリティが一昔前のヒーロー映画のようで、いくら舞台が00年代だからって作風まで似せる必要ないのに…。
そもそも「マーベル初の本格ミステリー・サスペンス」ってなに！？
明らかな宣伝ミス。配給会社の力の入れ方から見ても、やる気なかったのかな？？
考えてみれば、本来サブキャラのマダムウェブが主役を張る時点でなかなか攻めてる作品なのですが、スパイダーマン関連作品なので、どうしても見る側はヒーローものを期待しちゃいますよね。
配給側はそんな作風をわかっていたので、"ミステリー・サスペンス"と微妙な表現をしたのかもしれません。
それでも、3人のスパイダーウーマンがコスチューム姿で登場するシーンは短いながらもやっぱりテンションが上がる！
本作が前日譚なのは仕方ないにせよ、ヒーローの姿で活躍するシーンがもう少しあってもよかったのでは！？
そもそもなんで彼女達がスーパーヒーローになるのか、そのきっかけすら描いていないのはどうなの？
『ヴェノム』から始まったSSUですが、その都度なんとなくスパイダーマンの存在を匂わせてきたので、そろそろ本作あたりで映像や台詞で存在を明らかにしてくるかと思ってただけに、裏切られた感じはありましたね。
そうこうしている間にシリーズも崖っぷちな気配を漂わせてきました。しかも次回作は『クレイヴン・ザ・ハンター』ですからね…。
気になるのはマダムウェブの今後の扱い。
原作を準拠すれば、彼女の能力ならSSUはおろか、MCUにだって参戦可能。
今回の結末からして、続編は作れそうなのだが、いかんせん作品の評判が悪すぎて…。
主演のダコタ・ジョンソンに至っては、今作の酷評を受けて「二度とやらない」宣言をする始末。
せめて、3人のスパイダーウーマン達はどこかで参戦してほしいところ。
