"36万6400ドル"
いまやデンゼル・ワシントンの代表作のひとつとなった『イコライザー』シリーズの最終章。
イタリアを舞台に主人公ロバート・マッコールが最後の戦いに挑む。
序盤のワイナリーを舞台にしたマフィアとの戦いが圧巻。相変わらずマッコールはめちゃくちゃ強い。いとも簡単にマフィア達を倒していく。しかも殺し方がグロい！
しかし、ふとした油断から負傷し、これまでの戦いでの疲れもあり、心身ともに限界を迎えてしまうマッコール。
そんな中、イタリア・アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町にたどり着く。住民たちの優しさに救われた彼は、この町を安住の地にすることを心に誓う。
しかし、この町にも平和を見出す悪者集団がいることを知ったマッコールは、大切な人々を守るため戦いに挑む。
もはやマッコールにとって、片田舎のチンピラなど恐れるに足りない。ほとんど苦戦することもなく敵を倒していく。
これまでのマッコールはどちらかと言うと、感情を抑えて淡々と正義の鉄槌を下してきた印象だが、今作では彼がよりパーソナルな動機で動いているように感じられた。
シリーズとしては、ここで完結ということになるのだろうか。これだけ楽しいシリーズを作り上げた主演のデンゼル・ワシントンと監督のアントワーン・フークアにはひとまずお疲れ様と言いたい。
