ゆるすぎ殺し屋バトルの第二弾。
前作より ゆるくなって登場。
JKの殺し屋の日常という新鮮な設定で人気を博した前作からフリーターになった2人のだらけきった殺し屋ライフを見せる。
恐らく殆どアドリブで話す2人の相変わらずの長話はクスッとさせるのだが、段々しつこくなってきたところでアクションで魅せるというテンポ。
ただ、今回はゆるいのが脚本にも投影されてしまい、前作にあったギミックや人間関係の妙が希薄になった印象。さらに悪役が悪ではないのでスカッとせず、ゆるいのに仁義なき殺し屋社会の側面も出していて、どっちつかずになった感あり。
ライバルの殺し屋兄弟が格下で憎めない設定なのが仇となり、意外な展開を期待したのだが叶わず不完全燃焼。バスケ部の話をよくしてることから青春篇をしたいのが分かるのだが、TVドラマならこんな展開の話もあって良いが映画ならスケールアップしてほしかった。何なら前作より制作費が安そうに見える。
この監督のファンなので期待値が大きかったのもあるが、このキャラクター達は最高だと思うので、次回はジョン・ウィックも驚くような作品に仕立て上げてもらいたい。
そして、パート5くらいまで続き、この2人が結婚適齢期、妊娠、子育て、など女性が戦う障壁をネタにいつまでも殺し屋ライフを見せてもらいたい。
果たして殺し屋協会に産休などあるのか是非とも描いてほしい。