せんな

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテストのせんなのレビュー・感想・評価

4.0
ユーフォシリーズを見ていると、ブラスバンド部だった高校時代を思い出して、いつも平常心では見られない。今回も、久美子が教室で1人吹くユーフォニアムの音を聴いただけで、懐かしさとか苦しさとか楽しさとか、いろんな気持ちが込み上げてきました。

今回は番外編。吹奏楽コンクールからしばらく経ち、久美子が部長になっている。部長として初めての試練にぶつかり、一歩成長するさまが描かれています。アンサンブルコンテストの演奏自体というよりかは、部内オーディションにたどり着くまでの過程に重きを置いた物語なのだと、最後まで見てわかりました。

部内で自由にアンサンブルの組み分けを決めて曲を決めて演奏を完成させ、オーディションに臨むって、一部員として想像しただけでも胃が痛くなる…全体を見てまとめる必要がある久美子の苦労は想像するに余りあるよ…

「優しいだけ」と言われて傷ついた経験がある久美子が、持ち前の優しさで、悩める部員を一歩前に進ませてあげる姿、とても素敵でした。周りをしっかり見て、みんなに気を配って行動できる久美子、すごくいい部長だと思うよ!
マリンバを体育館まで運ぶつばめちゃんと久美子のシーン、良かったなあ

3年生が出てきたのは嬉しかったな 鎧塚先輩と久美子の窓辺のシーンはいろんな意味が込められている気がして見応えがあったし、大好きな夏紀先輩と、優子先輩希美先輩のわちゃわちゃ、かわいかったなー

後輩の指導に熱心なみどりちゃん、ひたむきに努力を続けて上を目指す葉月ちゃん、2人の成長も垣間見えて感慨深かったです

久美子と高坂さんのいちゃいちゃも可愛すぎて大満足です 部長の重圧を背負っている久美子だけど、高坂さんの前では素に戻れるし遠慮なく甘えられるんだなあ

演奏がメインではないとしても、アンサンブル各組み合わせの演奏、できることなら全部聴きたかった…!

映画館で思う存分北宇治サウンドを聴くために観に行ったところは正直あるので、その点はちょっと物足りなかったです。でも、久美子たちの一歩進んだ姿を見届けられて満足!
3期がより楽しみになりました。北宇治のこれからに幸あれ…!
せんな

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