“漫画”にほぼ触れることの無い自分には原作が大変人気の“それ”であると知り驚いてます。今更ながら漫画のクオリティーに脱帽です。長編小説よりこっちの方がタイパ抜群ですかね。
今泉力哉監督では「窓辺にて」「街の上で」がお気に入りで本作品も期待通りのものでしたし監督の違ったカラーに触れることが出来ました。
銭湯を営むかなえ(真木よう子)は失踪した夫の悟(永山瑛大)を探偵の山崎(リリー·フランキー)の手を借り行方を追っています。一方何とか続けている銭湯に頼もしい助っ人の掘(井浦新)と名乗る男が住み込みで働くことになりますが····。
「水面下の海流」こと「心の奥底」それは本心と言うものなのか無意識の“心根”なのか？人間はどの様な関係性であっても他人の“それ”に触れることが出来るのでしょうか？何とも興味深いインテリジェンスな考察でした。
