元警備員で超人的な戦闘能力を持った女性が、自殺に追い込まれた親友のバレリーナの敵を討つべく、マフィアの男たちと死闘を繰り広げるサスペンスアクション。
現実離れしたストーリーではあるが、か細い女が屈強な男たちを次から次へと倒していくシーンは迫力があって見応えがある。韓国映画ではあるが、風景描写や登場人物の動きに「アメリカ」が感じられておもしろい。
キム・ジフンは「悪の華」に続いて本作でも「くず男」を演じている。新田真剣佑似の端正なマスクと鍛え抜かれた肉体を武器に、畜生にも劣る悪事を働く。その報いとして顔に大きな傷を負い最後はアッと言う方法でこの世から消し去られてしまう。容姿の良さに頼ることなく個性的なキャラを演じることで存在感を示しいる期待の俳優だ。