前作に引き続き、山崎賢人の熱演が光っている。天下の大将軍を目指して無謀ながらも敵に立ち向かっていく熱血漢の役は、彼の物静かなイメージとかけ離れているようだが、全く違和感なくこなしている。
動と静のシーンがバランス良く配置されている。戦闘シーンはいずれも迫力があって見入ってしまうが、羌瘣が戦闘に生きる一族の一員として生まれた姉妹の悲運を語るシーンは話の内容に説得力がなく退屈。力量不足の若手女優はミスキャスト。
続編としてシリーズ3作目が公開されるようだが、本作で出番が少なかった大物俳優たちの活躍を期待したい。