インターネットツールとソーシャルハックを使いこなして母を捜す。複雑ながら痛快なエンタメ。１アイディアものは２作目が名作パターンの映画。
「インターネットを使った事件解決を、PC画面だけで表現したらユニークで面白いんじゃね？」のワンアイディアを見事に映画にしてみせた「サーチ」の続編。
よくテレビゲームなんかで意欲作の１作目が売れた場合、２作目に予算が付いて「１作目でできなかったことを盛り込んだ」結果名作になったりするんだけど、なんかそんな話を思い出した。とにかく、使われているツールや手段（ソーシャルハック含めて）にバラエティがあってよかった。
複線の入れ方、シーケンスも良い。容疑者がめまぐるしく変わっていくのも面白く、ハラハラさせてくれます。
他の人も書いているけど、FBIが無能過ぎるのはご愛敬かな。有能だと話がつまらなくなるし。
最後の仕掛けがとても素晴らしいのですが、ちょっと解りにくく、①すげえ！と関心する。②よく考えたら変で、プロットに穴がある気がする。③もう一度見直したらその穴は１０分前のシーンで埋められていた。と言うようは事があった。でもちゃんと考えられていたのですごい。
