ここう

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのここうのレビュー・感想・評価

3.5
前作が良すぎたためにどうしても見劣りしてしまう佳作。

言わずと知れたゴーストバスターズの続編。2021年の映画「アフターライフ」で、破壊神ゴーザを倒したフィービーたちは、オリジナルメンバーのウィンストンからの資金援助を得てゴーストバスターズを開業する(あの消防署で)。一方で、レイモンドの持つオカルト本屋に、真鍮で作られた不思議な球が持ち込まれ。。。という導入。

いや、良かったですよ。僕は好きです。フィービーは綺麗だし、コメディ要素も人間ドラマも、幽霊との友情もてんこ盛り。ただ、てんこ盛り過ぎたんじゃないかなあ。という感じがあった。物語の破綻は無いが、説明に納得感を得るところまで持って行けていない感じ。

言ってしまうと、30分増やすか、ナティームの下りをバッサリ切るかしてレイモンドの「老いた者の進む道」とフィービーの「エイジズムに曝され理不尽を感じる世代」の話をもう少し丁寧にして欲しかった。あとトレヴァーのコメディリリーフがもう一回ぐらい欲しかったな。とか。細かくもったいない感じをうけた。

コメディに振るか、人情話に振るか、両取りに失敗した感じ。前作が良すぎたんだ。。。

ただ、やっぱりゴーストバスターズ好きなので、期待しちゃいます(せっかく会社まで建てちゃったんだし。。。)。あと、ゴーストバスターズ(1)の悪い環境保護の人が市長になって再登場したの良かったなー。
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