回想シーンでご飯3杯いける

ペイン・ハスラーズの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

ペイン・ハスラーズ(2023年製作の映画)
3.2
そろそろクリスマスという事で、Netflixが力作を多数投入する季節がやってきた。

本作は「ハリー・ポッター」シリーズのデヴィッド・イェーツが監督。出演はエミリー・ブラント、クリス・エヴァンス、キャサリン・オハラ、アンディ・ガルシア、となかなか豪華。クリス・エヴァンスが演じるベンチャー系製薬企業のセールスマンが、ポールダンサーのエミリー・ブラントをアシスタントとして雇い、持ち前の口の巧さで市場を開拓する話。

しかし、とある戦略で一線を越えた事で、雲行きが怪しくなっていく。実際に起こった事件を題材にしているそうだが、かなりコメディ寄りに脚色されているので、社会派作品としては、どこまで事実に沿ったものなのか怪しい部分もありそう。

見所は、クインシー・ジョーンズが'70年代にリリースした「Money Runner」を筆頭に、ブラックエクスプロージョンを彷彿とさせるファンキーな音楽と、キャッチーな映像だ。一攫千金を狙って夢をかなえようぜ!という'70年代当時の映画で見られた軽快なノリを、現代劇で再現したようなテイストで、胡散臭いクリス・エヴァンスも一見の価値あり。

薬品関係の名称や専門用語がマシンガントークで繰り広げられるので、そこはあまり理解できず、置いてけぼりを食らったので、スコアはやや抑え目で。