アジアンドキュメンタリーズにて。
映画としても上質だし、そこまでするかという韓国の超学歴社会に驚くばかりの作品だった。
知ってはいた。韓国では受験の日にパトカーで送ったりするんだよね。と思ったら「リスニングの邪魔になる」という理由で飛行機まで止めるのか!そこまで!まあ確かに一生に関わる日であれば当然か。
ほぼ満点をとらなければならない。それでも受かるか分からない。本当に厳しい。
個人的に色々考えてしまった。自分は推薦で大学に入ったんだけど、それは受験まで耐えられないと思ったから。その時点で手の震えが止まらなかったりと精神に異常が出ていた。だからこのままもっと上を目指すより、確実に早く決めたいという思いの方が勝ったんだよね。
学歴コンプレックスはない方だと思う(名の知れた大学には入れたし)けど、どこかで劣等感はある。今大学院生としてやっているのは、大企業に就職したり、経営者になったりしているかつての同級生とはあえて違う道をいくことで比べないようにしているのかも。
そんな受験にまつわる自分のことを考えてしまった作品だった。とても面白い作品。