アイスランドに渡って教会を建て布教するように命じられたデンマーク人の司祭ルーカス。荷物と共に浜辺から上陸して迎えの男たちと共に延々と内陸部に向けて旅をする。なんでこの人たち近くの集落に行かないの？と最初は思った。実は近くに集落などなく、単に土地を知りたかったからって理由でわざと反対側の浜辺に上陸してるんですよ。荷物運んでいる人たちは仕事でやってるんだろうけど、それにしてもなあ。人の労力なんだと思ってんの。しかも大事な友人でもある通訳を渡河中の事故で死なせてしまう。荷物運びのリーダーであるラグナルはデンマーク人だか牧師だかに反感を持ってるらしく頑としてデンマーク語を使わない。過酷な旅にルーカスは病気になる。ここまでが前半で、後半はたどり着いた集落での暮らしなんだが、彼は世話してくれるデンマーク人の娘たちにしか心を開かない。教会建てるとこまでが契約らしくて、荷物運びの人たちが作業している。ルーカスは娘たちの写真撮ってるだけ。なんといってもアイスランドの景色がすごくて、こんなとこに暮らしてたらそりゃ何か独特な価値観が醸成されちゃうだろうなと思う。馬と犬が賢い。終盤の展開は、ルーカスを探している間にあれを見つけちゃったということなのだろうか。犬が吠えて思い知らせるって黒猫の犬バージョンみたいやな。
