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コヴェナント/約束の救出のskm818のレビュー・感想・評価

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)
3.8
タリバンとの戦闘で重傷を負った男が自分を運んでたすけてくれた通訳の男を国外脱出させようとする話。いわゆる美談の類なんだが、実際米軍の通訳をしたアフガニスタン人たちは家族ともどもタリバンに指名手配されてるそうで、これだって元はと言えば米軍のせいなんだよねえ。この映画の主人公のように責任感じる人ばかりではないだろうし。戦場映画もガイリッチーの映画もそんなに好きなわけじゃないが、ジェイクギレンホールが好きなので見た。なかなかの見応え。主人公キンリーの妻が夫がいなくともバリバリに家業を回してて経済的な心配全然ないのが今風だよなあ。冒頭で部下の名前全部表示するのは、戦闘シーンでやられていくとき、モブではなく一人一人が死んでいくのだという感じがして効果的。タリバンだって数字じゃないんだけどさ。ドンパチやってるすぐそばでのんびりしてる人がいたりしてびっくりするが、そういうのがもう日常になっちゃってるんだろうな。終盤いきなり現れる民間警備会社の装備すごすぎ。これ絶対米軍より金持ってるよなあ。通訳のアーメッドさん、他の職業についてもむっちゃ優秀な人なんだろうな。もしもに備えてサクッと私服を用意してたりその場で担架を作ったりするのに感心してしまった。
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