終電を乗り過ごした女性が歩いて家に帰ろうとする話。その途上で幾人かに出会い、ちょっとした出来事に遭遇する。乗り過ごしたといっても何十キロも離れたところというわけではなく、市街地挟んだ反対側くらいの感じちゃうかな。手持ちがないから歩くかくらいの距離。それも途中で休憩したり気になることで立ち止まったりしていても朝までには帰れる感じの。ホームレスの一件や未成年に酒を売ってる店の通報など、主人公は小さなことを見過ごしにできない性格のようだ。夜の街に人は少ないが、働いている人は意外といるんよな。皆それなりに親切だけど必要以上に関わってはこない。帰宅してちょっと寝たと思ったらまた朝が来て夜明け前に彼女はまた仕事に出ていく。こぎれいにしている自宅にいられる時間はほとんどない。でもこの暮らしを維持するために毎日働いてんだよね。
