醗酵人間

夜明けのすべての醗酵人間のレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
1.8
私は原作中である(ドン)。
そう言われても仕方ないと思う。正直原作での大事なシーンがあまりにも削ぎ落とされすぎている。変に残そうとして、その行動の意味が本質を見失っている気がした。加えて、プラネタリウムの話に帰結するために追加されたシーンが生きていなさすぎて、あまりにも勿体ないと思った。絵作りは美しい。演技にも惹き込まれるが、物語はあまりにも単調でつまらない。

起伏のない日常にも輝くような一瞬があるのに、その瞬間を切り抜く事に失敗している。空けない夜に光る、そんな希望のようなささやかな光をもっと観たかった。
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