評判の良さにつられて観に行ったんだけど、自分には全然合わず終始居心地の悪さを感じてしまった。綺麗に整えられたお伽話を素直に受け取れなくてごめんなさいね、と捻くれた感情さえ発生してしまい心のやりどころがない。
この原作者の人の小説を以前に一作読んだ時にもキレてしまったので、原作者のメンタルヘルスの描き方が根本的に合わないのかもしれない。この映画を「優しい世界」とか言われると本当にキレ散らかしてしまいそう。現実世界には踏みつけられて苦しんでる人がいるのにそれを漂白してファンタジーにするのは失礼なことじゃないの？こんな世界であればどんなに良かったか。
そもそもこんなに怒っているのもいま私が生理前だからかもしれないけど。
光石研は相変わらず良かった。
