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ラヴ・アゲインのbeans045のレビュー・感想・評価

ラヴ・アゲイン(2023年製作の映画)
3.0
重たいテーマをPOPに

プロポーズを前に恋人を亡くした絵本作家のミラと結婚式を前に恋人に逃げられた音楽ライターのロブの心の再生を描いたドラマ。ラブコメにしてはテーマは重いのだけれど、本人役で登場するセリーヌ・ディオンの言動がときに面白く、ときに心に刺さって、物語のスパイスになっていた。自由に演じてそうな感じも受けて、素のままだとしたら素敵な人だなと思った。ヒロインはボリウッドが誇るプリヤンカー・チョープラー。バルフィで観たときに感じた美しさはそのままだった。飲酒運転の事故に巻き込まれて亡くなった恋人ジョンを忘れられず、ミラはジョンにその想いをSMSに綴っていた。彼の番号を引き継いだロブは知らない人からのSMSの内容が気になり、心を惹かれていく。会ったことも無い人に心を惹かれていることを職場の人にバカにされるが、婚約者に逃げられたロブの心にミラからのSMSが刺さる。
形は違えど、大切な人を亡くした後にどうやって克服していくのか?、自分の責任でどう自分の人生を刻んでいくのか?はその人の人間力が問われると共に覚悟がいることだなと思った。前を向いて人生を大切に生きていくことは、亡くなった人への報いにもなるんだなと感じた。
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