地獄の谷
アメリカのアフガニスタン侵攻で前線の兵士たちの置かれた状況を克明に描いた作品。9.11後、アメリカはビン・ラディンを匿うタリバンに制裁を加えるべくアフガニスタンに侵攻する。報道で前線の状況を知ることは難しいが、この映画を観て、多くの人に戦争は過酷で前線の兵士はこんなにも過酷な状況に置かれているということをみんなに知って欲しいと感じた。アフガニスタンは帝国の墓場と言われるように、そこに軍隊を進めた国は衰退すると言われている。イギリス、ソ連をそれまでに葬っていて、アメリカもその轍を踏むのか？自他共に認める世界の警察であったアメリカは、オバマ政権から世界の警察を止めることを宣言したことから、アフガニスタン侵攻で国力を削ったことから、帝国の墓場に引きずり込まれたのかもしれない。侵攻の大義はあっても、前線に置かれた兵士は常に安心出来る状況ではなく、そんな彼らに世界の平和は支えられていたんだなと感じた。
