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峠 最後のサムライのbeans045のレビュー・感想・評価

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)
2.5
日本の中にスイスを作ろうとした男


役所さんは何をやってもハマるなぁと感じた。一方で、司馬遼太郎が上中下巻で書いた物語を120分に集約するのは、やはり難しいと感じた。大河ドラマ等でやって欲しい。
勝者が歴史を作るとはよく言ったものだが、新政府軍と戦って手こずらせた小さな長岡藩は歴史の教科書にも出ても来ない。しかし、朝廷の威光を借りて正義を振りかざす新政府軍のやり方に疑問を感じ、己の義を貫こうとした河井継之助こそ、まさにサムライだと感じる。江戸に出ていたときから作った人脈で新政府軍が持つ武器よりも高性能な武器を手に入れ、民を守りと正義を貫く姿は今の政治家にも見習ってほしいと感じた。

新政府軍と幕府軍のどちらかに着くか?を迫られていた時代に、譜代大名の牧野家の家老河井継之助はどちらにも付かない選択をする。武器商人エドワードスネルから手に入れた、日本に4丁あるガトリング砲のうち3丁は長岡藩の手にあった。
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