ろく

僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。のろくのレビュー・感想・評価

2.8
ラーメン食べたい!①

新シリーズです。ラーメンお好きですか。僕は大好きなんですが高脂質、塩分過多、さらには糖質てんこもりでどうしても体になぁ。でも若いころは大好きで一日3食ラーメンなんてこともあったんですよ。ラーメン食べるためだけに新潟行ったこともあったし。

というわけでせめて映画の中だけは。今回のウィークは「ラーメン」です(別にどやって言うものでもないけどね)。

ご当地+ラーメンという誰もが思いつきそうな映画ですが、いざ見てみると誰もが思いつきそうな展開です(そのままじゃないかーい!)。

場所は富山は新湊。ああ富山ブラックなんかで有名ですよね(ちなみに僕は苦手)。定番の高校生町おこし映画です。

で展開はいかにもなんだけど、まず主役3人の高校生がいかにも「芋」な感じでいい!これが英勉の映画だと「どこにいるんだ、こんなイケメン」ってなるけど、そこはほとんど自主映画のノリ、どいつもこいつもポテト全面です。演技に関してはラディッシュなんでポテト&ラディッシュと名付けてみます。

そして展開もそれほど驚く展開はありません。一部、落語の「らくだ」みたいにかんかんのうを躍らせるのは楽しかったですけど(不謹慎)それ以外は基本オフビートです。体感マイナス5度の絶妙な寒さで話は進みます。

町おこしのネタに関しては正直全くナイスプランだとは思えません。こんなの竹下内閣で行われた町おこしムダ金配布と大差ありません。でも登場人物たちはイキイキ。ついでに街のおっさんオバサンあたりもイキイキ。大丈夫か新湊!遠い街なのに心配してしまいます。いいんです、映画ですから(いいのか?)

最後は謎の監督による訴えもあり、こっちがモヤモヤしている中、富山ブラックを食べて終わりです。ああ富山ブラックは塩分大杉漣ですよ。あれ腎臓すぐ悪くなってしまうんじゃないかな。やっぱり遠い街なのに心配してしまいます。

というわけで文句言いましたけど、誠実に見せて定番しかしない日本映画よりはなんぼかましです。新湊の町も楽しめたしね。

※富山には一度行ったことがあります。その時富山ブラック食べて「これしょっぱすぎない」って思ったものです。結局そのあと食べた魚や白エビのほうがよっぽど美味しかったんだよなぁ。すみません。

※地方の銭湯にいくのも好きです。一度長野の共同浴場に行ったときあまりに熱くて入れないことがあったんだけど(たぶん50度弱)あれ誰が入るんだろう。この映画を見て新湊の風呂にも入ってみたいと思いましたよ。
ろく

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