〖食人族 4Kリマスター無修正完全版〗（映画/イタリア/1980）
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『男女４人のアメリカ人ドキュメンタリー撮影隊が”グリーン・インフェルノ”と呼ばれる南米アマゾン奥地を探索中に消息を絶った。救助隊が結成され、現地に向かうが、未開のジャングルの奥地で食人族の村に辿りつき、無残にも白骨化した遺体を発見する。一体、その村で何が起こったのか？捜索隊が持ち帰った撮影済フィルムを現像し、上映すると、そこには想像を絶するおぞましき光景が記録されていた―』
連休最後の映画。あんまり行かない映画館ことセンチュリーシネマにて。しかもわざわざ定価で。人食べ映画のことばっかり考えてる今日この頃なのでちょうどいいタイミングでやってくれてありがとう。でも予告とコピーに煽られすぎてちょっと緊張してる、今から観る。多分大丈夫。
観た。怖いとかはなかったけど、『嫌』が多くて疲れた。どろんこまみれもあんなバキバキに固い木の上もやだよ…そんなとこで絶対絶対パンツ脱ぎたくない。そこがいちばん嫌すぎてあとはあんまり気にならなかった、いやそんなことない。亀！あれ本物らしいね！あとからスタッフが美味しく食べたからってそんな…許されたんだ…リアル屠殺。猿も？
そうそう、思ったよりも人間食べるシーン少なかったよね。最後にボコボコにされて内臓出されて食べられてたけど思ったよりプリっとしてて…普通に焼肉食べに行きたい感情になった。
てかこれ40年ぐらい前の映画だよね？内臓とかの造形めっちゃうまくない？！
この映画が普通に比べてどんなもんの予算なのかわかんないけど最近の低予算サメ映画とかよりしっかり丁寧に傷口とか内臓とか見せてくれてかなり良かった。
あとグリーンインフェルノみたいにそんなに悪くない人が食べられたらつらいな〜と思ってたから（あれってそんなに悪くないよね？忘れたけど）極悪非道の限りを尽くしたのちにしっかりきっちり報復されてたのでそれもかなり良かった。スッキリ。
部族が違うとほんと風習とか違いすぎてわけわからん、同じ人間なのに…となり、なんか瑣末な人間関係とかめちゃくちゃどうでも良くなった。大抵の人は人間食べないし。
確かに人間を食べる人種だけど、食べたくて殺すっていうより殺したからまあ食べとくかみたいな感じなのも興味深い。
こうやって考えると私の好きな人食べ映画はちゃんと食べるぞという意志を持って殺害し、調理されて出てくるやつがいいのかも。それが愛ゆえの食べなら尚良し。まだパーフェクト人食べ映画には出会えてない。
てか途中で蛇に噛まれて足切るやつ、食人草だっけ？も似たようなのあったよね！これのオマージュ的なやつなのかな？死ぬほど痛い思いして足切ったのに結局すぐ死ぬやつね。いろんな映画が影響受けてそう。
なんかドキュメンタリーパートと現在パートの塩梅も程よくて作りもすごいうまいし、しっかり見入ってしまった。面白かったです。不朽の名作に外れなし。
（74/劇場鑑賞37）
