ねむ

ドミノのねむのネタバレレビュー・内容・結末

ドミノ(2023年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

予告が「あなたはきっと騙される」系のやつだったので、最初からただの刑事ものじゃないだろうなとは思ってしまった。ビジュアルの類似で言えば「インセプション」だろうけど、「マトリックス」とか「メメント」とか「トータルリコール」なんかも思わせるし、すでにこういうネタが全然新鮮じゃないところは苦しい。

最初の方で出てきた銀行の入り口に「BANK」って書いてあるのはあまりにもあからさまに不自然で(日本語で言ったら銀行の入り口に「銀行」って書いてあるようなもの)、もしかしてわざとやってます?「偽の現実」なのはもう最初からバレバレでよかったということかもしれない。ゴージャスなCGで非現実を作り上げたマトリックスやインセプションと違い、赤い服着た「エキストラ」がめちゃくちゃショボいセットを駆け回りながら実際に演じている手作り感はなんとなくユーモラスだった。笑う所だったんだろうか…

怪しげな占い師の正体とか、謎の人名のアナグラムは意外性がありました。特に何かの主張があるわけでもないけど、100分弱それなりに楽しめたので悪くはない。娘が登場してからは娘無双だったので、もう少しひねりはほしかったかな。
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