Lume

ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇のLumeのレビュー・感想・評価

3.7
6月に観たミュージカル「ファッション・フリーク・ショー」の舞台裏ドキュメンタリー。
ミュージカルそのものがジャン・ポール・ゴルチエの半生を描いたものだったけど、あっという間だったミュージカルの答え合わせをした感じ。

ショーと映画と、2回もキラキラしたの観れて感激❤︎

私にとってジャン・ポール・ゴルチエと言えば、マドンナのコーンブラに始まり、フィフスエレメントの映画衣装👗👠🎭そして缶から出てくる立体的な形の香水が印象的✨

ゴルチエさんはとにかく自分の目に見えたもの、聴いたものから発想を得て、全く新しいものを作り出す。
プレタポルテはしない、って。

今回はダンサーさんの舞台裏もわかった。
色んなジャンルのダンサーさんを集めて、ダンスのタイプや思いが違うからこそ、最初にひとつになることに注力した振付師。

リハはスニーカーだったけど、実際に衣装着てのダンスは衣装が重い、ヒールが高いとかでとても苦労されていた。
コレクションのショーならまっすぐ歩けばいいけど、ミュージカルは「裏も表もある」しね!😆
ストリップのダンサーさんは自らの意思で演出を希望してた。あぁいうの観るの初めてだったからミュージカルの時は結構衝撃だったけど、ストリップダンサーとして決まった時は彼女、すごい喜んでて良かった👯‍♀️💜

衣装も普段のコレクションとは違い、耐久性が求められる。だからこそゴルチエが信頼している人に担当してもらう。
彼女はもう70歳を超えていたけど「ゴルチエだから、私もやる」って。

コレクションと違う、誰もやったことないものを作り上げるにはご自身の労力も使うし、でもそれ以上に彼の人柄に惚れ込んだ周りのスタッフさんが多いから大成功したのかな、って思った。
自分の意見を通した後も、リハをもう一度俯瞰的に観て自分が間違ってたって潔く言えるゴルチエ、かっこよかった😎

とりあえず、家に帰ってもう一回ミュージカルのパンフレットを見返す。
あぁ〜、好きな人なら何度でも見ちゃうと思うなぁ👯‍♀️🐻🎭👗🐻👠🩷
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