パケ猫パケたん

キングダム エクソダス〈脱出〉のパケ猫パケたんのレビュー・感想・評価

4.1

~ラース・フォン・トリアー
 レトロスペクディブ2023~💐より


🎵キングダム、キングダム🎵🏥👼😈
懐かしいや~ 観てきたよ🎵
特別料金、319分也‼️

『キングダム1』は昔ビデオか何かで、
『キングダム2』は、未見なんだけれども、まぁ本作チャレンジしおっと🐱

因みに、オイラが映画館📽️で観た映画の最長時間は、かのベルトルッチの『ラストタンゴ・イン・パリ』(オリジナル版)で、確か206分だったので、最長時間を更新したよ‼️ トリアーのクセにさぁ😿w

同じベルトルッチの『1900年』を、仮に映画館📽️で観ていたらと思ったが、
『1900年』は317分なので、2分だけ長いよ~ 悪童トリアーの罠かな🐱ww

まぁ、このエクソダス、319分もいつものテンションで観ていると、長いので、オイラ🐱が天使に成ってしまうリスクがあるので😿w、テレビシリーズである事だし、テレビ📺を見るテンションで見ていた 

結果、全然飽きなくて面白ろかったよ🐱 
酔いそうで酔わせない絶妙なキャメラ

オイラ🐱生還〈エクソダス〉だニャン🎉


『キングダム エクソダス〈脱出〉』
 (2022) 🇩🇰デンマーク 319分


●スタッフ

監督・脚本
ラース・フォン・トリアー

脚本
ニルス・ヴァセル

オリジナル脚本作品


●キャスト

ボディル・ヨルゲンセン(カレン)

ミカエル・パーシュプラント(ハフマー)

ラース・ミケルセン(ポンピダン)

ツヴァ・ノヴォトニー(アンナ)

アレクサンダー・スカルスガルド
(弁護士)

ウド・キア(ビッグブラザー)

ウィレム・デフォー(???)

と、豪華配役🎵


●パケたん🐱 レビュー

エピソードは9~13と、5章立て

エピソードの始まる前に、トリアーの声で物語のヒントが入る

エピソード9で、トリアーが、「世の中、善き者と悪しき者が、混在する」みたいなセリフがあるので、あぁオイラ🐱の『ダンサー・イン・ザ・ダーク』評は、ピンポン💡だったんだと分かる🍷✨

『キングダム2』から、24年経っていて、その主演の男優が無くなっているのだが、

映画の中で、DVDで『キングダム2』を観た、カレン婆さん🧙‍♀️🌺が「こんな内容だと中途半端」と怒り心頭😠⚡
『キングダム2』の病院🏥に、夢遊病と成ってさ迷い入院して、24年ぶりに真相を究明して行くといった、メタな構成が素敵👏👏

目のつけどころがシャープ👀‼️で、
さすが、トリアー

因みにこのカレン婆さん🧙‍♀️🌺
ジャケットに映っているように、年の割にはキレイで、結構、美脚で、脚を晒していたりする
また、白いルーズソックスを履いていることもあって、JK みたいな~😻w
まぁ、ひと悶着あった、今は亡き、オイラ🐱の雰囲気美人の母と、なんとなく似ている事もあって、カレン🧙‍♀️🌺の冒険を応援しちゃった🐱🎵

それは、カレンが病院🏥の迷宮に入るにおいて、奥に小さな湖があって、霧があり、芦の草などが生えているので、和テイストの美学、まるで、溝口健二や、小林正樹の怪談物を観ているかの静寂があったなぁ、寝間着の赤いエリも着物👘の様で、落ち着くし、幽霊👻の様でもあるカレン🧙‍♀️さま


この世界観としては、対立軸が三つあると思う

1 良い人間と悪しき人間(ひとりの人格
 の中にも)
2 🇩🇰デンマーク人と、🇸🇪スウェーデン
 人
3 人類と(神と)悪魔👿

尚、この世界では、人工知能は中立傍観者みたいである(良かったね🐱)

同じ、テレビシリーズ📺でも、デヴィッド・リンチの『ツイン・ピークス』程には怖くはない、しかし、恐怖に特化したリンチに対して、トリアーのこれは、ギャグ的なホラー👻であり、考察すれば示唆に富んでいると思う

2の、🇩🇰デンマーク人と🇸🇪スウェーデン人について

まぁ、これは、永遠のライバルってところかな~、知らんかったわ
🇯🇵日本と🇰🇷韓国みたいなもんだろう🐱

🇸🇪スウェーデンは、バイキングの血が濃いのかなぁ、だから鋭いし、優秀で怖い((( ;゚Д゚)))

対して🇩🇰デンマークは、割と愚鈍で、平和主義、『アナザーラウンド』(2020)のように、酒🍺ばっかり飲んでいるイメージなのかなぁ

病院内の🇸🇪🏴‍☠️スウェーデン人の、秘密結社🙊は、若くて美人ばっかりでワロたよ😻 やはり、イングリッド・バーグマンの国なので、凄いのかなぁ🇩🇰デンマーク人から見てもさぁ🐱、そしてエロいイメージ😻w

🇩🇰デンマークの医師も、🇸🇪スウェーデン姉ちゃん👩‍⚕️💉のハニトラに掛けられ過ぎ😻www

そして、ヨーロッパの極右化を愁えているトリアー

エピソード9で、最高の映画監督は誰みたいな言葉遊びになるけれども、
🇩🇰カール・ドライヤーの名前が出てきたのは、🇩🇰トリアーらしいわ
その後、🇸🇪スウェーデンのベルイマンの名前が言われたので、まぁ、彼は無敵かな~ しょんみりデンマーク人😢w

まぁ、この映画は映画メタ体質でもあるし

トリアーのセルフオマージュ🦞としては、病院という閉鎖的組織とか、床の線引きが大胆で、『ドッグビル』を彷彿とさせる
また、眼鏡をかけた女性患者が、巨大権力の元に、正に吊られて殺されてしまうところは、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』と同じで怖い
悪魔とか、地獄を大胆に見せるところは『ハウス・ジャック・ビルド』と
トリアーの集大成的な風雅を感ずる

映画遊びに、更に講じていて、


🏥🏥🏥🏥🏥🏥🏥🏥🏥🏥🏥🏥🏥🏥

⚠️ネタバレ注意⚠️





左右対称な画面、お化け屋敷な不気味さから、🇺🇸キューブリックの『シャイニング』のように、エレベーターなどから血がドバドバと流れてくるのかって、怖がっていたら、悪魔👿か何かが白い精液みたいな色のペンキで、文字でヒントを書いているので、半ば怖くてどっちらけ🐱w

悪魔の胎児👶😈は、六足が生えていて、ベルイマンの『鏡の中にある如く』の世界観と同じで、やはり、トリアーは無神論者だなぁ、かなり

屋上で死神とお手々繋いでダンスする患者たちは、なんか可愛いし、これ、ベルイマンの『第七の封印』じゃんって
最高だったニャン🐱 ニヤニヤ
この場面を撮りたかっただけでは⁉️
ニャイかなぁ
トリアーは尊敬する監督を、画面に大胆にパロディするよ~ それは、彼自身も
既に作風にアイデンティティーがあるからね🐱

🇩🇪ドイツネタとして、ムルナウの『吸血鬼ノスフェラトゥ』を持ってくるのも、さりげなく巧いな
棺⚰️で眠って、モノクロのネズミの群れとかさ

そして、ラストシーン辺りで、無重力になって、カレン🧙‍♀️🌺が空中で震えているじゃん、そして讃美歌のオルガン音
まるで、🇷🇺ロシアのタルコフスキーの
『惑星ソラリス』とかじゃん
タルコフスキーの空中浮揚は、飛びきりの美女👱‍♀️✨がやるのだが、カレンたん🧙‍♀️🌺も遠目から見ると美人なので、トリアーは痺れさせて、笑わせてくれるよね🆗🎵 更に、🇺🇸キューブリックの『2001年宇宙の旅』を彷彿とさせる
映画の地勢学みたいなさぁ🐱

地獄の業火🔥は、🇵🇱ポランスキーの何かで観たと思うよ

さて、カレンたん🧙‍♀️🌺その他の人々は無事なのかどうかは、皆さん、機会がある時に、ご覧の程を‼️

尚、牛乳パックが沈むかどうかってのは、🇮🇹ベルトルッチの『リトル・ブッダ』のパクりじゃん🐱
それ関係のエピソード入れなかったら、
テレビシリーズの『1900年』の上映時間を超えなかったじゃん😿www

隙あらばベルトルッチする、トリアーは嫌いではないよ~😘


【製作年とか、少し推敲します】


KBCシネマ🎦 (聖地枠)
シネマ2


2024ー36ー28