オイラ🐱、新日本プロレスの猪木や、藤波が好きな、軽度のプロレス・ファンでした
さて、この映画📽️、まぁ「呪われたエリック一家」を描いたものとは知っていたが、ダーレン・アノロフスキー監督の『レスラー』(2008)みたいな、スカッとした感動を求めて、観に来たのだが、結構、暗い話しだったよ😿
暫くは、立ち直れない感じかな
『アイアンクロー』👊💅 (2023)
🇬🇧UK & 🇺🇸USA 130分
🇬🇧BBC & 🇺🇸USA なので迫力十分
●スタッフ
監督・脚本
ショーン・ダーキン
(事実に触発されたオリジナル脚本作品)
●キャスト
ホルト・マッキャラーニ
(フリッツ・フォン・エリック)
ザック・エフロン
(次男ケビン・フォン・エリック)
リリー・ジェームス
(ケビンの妻)
ハリス・ディキンソン
(三男デビッド)
ジェレミー・アレン・ホワイト
(四男ケリー)
スタンリー・シモンズ
(五男マイク)
ケヴィン・アントン
(🏆ハリー・レイス)
アーロン・ディーン・アイゼンバーグ
(🏆リック・フレアー)
●🐱レビュー
「呪われた」と言われた、プロレス一家、フリッツ・フォン・エリック家を描いたもの
詳しくは、フィルマのあらすじを
見て下さいませ🙇♂️💦
因みに、この一家の必殺技は「アイアンクロー」(鉄の爪)と呼ばれて、手のひらで相手の前頭部を掴むという、荒技💅
オイラ🐱が小学校のガキの頃に
友だち?から「アイアンクロー」をかけられて、痛かった思い出がある
物理的にも苦しいのだが、顔面近くに
技をかけられると、屈辱的なんだよね~
誰に向かって技かけるわけ、おバカどものバカヤロー(^o^)ww
映画の冒頭はモノクロ
父親の、フリッツ・フォン・エリックが
活躍した時代のレスリングの試合が、硬派に描かれる
スタイリッシュなモノクロの格闘場面は、マーティン・スコセッシの『レイジング・ブル』(1980)を彷彿とさせる美しさ
ボクシングやプロレスリングは、映画の秀作が多い🎵
序でに、映画📽️ネタだと、エリッヒ・フォン・シュトロハイムじゃないよ、フリッツ・フォン・エリックだよ(oゝД・)b
(映画フェチの叫び)
フリッツ・フォン・エリックはAWA世界ヘビー級チャンピオンで、一流、ただし、当時世界一の権威があったNWAのチャンピオンには成れなかったのが、エリック家の呪いの始まりかも❓
さて、まずは良かった点について、書きまする
1 フリッツ家のレスラーを演ずる男優たちが、身体を鍛え捲っている、ほぼ、スタント無しで、試合の場面を撮っている❗
2 ライバル関係に有りながらも、フォン・エリック家の兄弟の仲が良かったので、その辺りは清々しい
3 フリッツ・フォン・エリックや
ブルーザ・ブロディ(背はもっと高いが)、🏆NWA世界ベビー級チャンピオンの、ハリー・レイス、リック・フレアーが似ていたこと🐱
エリック兄弟の顔は、よく覚えていない
プロレス初心者です🔰😿
尚、ハリー・レイスやリック・フレアーの試合運びよりは、アントニオ猪木のそれは、相手の良さも引き出した上で、キレイに勝って、遥かに巧みだったと思うよ🎵
4 次男ケビン(ザック・エフロン)、四男ケリー(ジェレミー・アレン・ホワイト)が熱演で、人間ドラマとして面白い
5 エリック家は筋肉隆々💪で逞しく、
トランクス姿がモッコリで、女の観客👩✨など密かに喜びそうなこと😻
ニャンだが、話しが重いので、薦められないよ
(ここからネタバレ)
💪💪💪💪💪💪💪💪💪💪💪💪💪🇺🇸
結論から先に書くと、エリック家🏠の
子供の人生が悲惨😭
長男 幼少期に感電死
次男ケビン 別嬪と結婚、健在
三男デビッド 日本でNWAヘビー級王者🏆になるも、直後に、日本で腸破裂により死亡
四男ケリー バイク事故に遭う、片足義足になる、リングに復帰したものの、後、拳銃で自殺
五男マイク 自死
(六男クリス 映画では触れられていないが、自死)
と言葉を失う
不幸の原因のひとつとしては、
父親の軍隊式な教育方法であろう
息子たちは、父親に「サー・イエス・サー」と忠誠を誓い、父はまた、息子たちをランク付けで管理している、息子の悩みを聞かない
その筋肉エリートのプレッシャーから、
精神安定剤を、覚醒剤を、そして、筋肉のために、ステロイドを注射する💉する息子たち
そこは、父権主義のイビツなアメリカ社会の縮図が見れて、怖い
同じレスリングを扱ったベネット・ミラー監督の『フックスキャッチャー』(2014)のように
息子たち三人が、結束して、顔が歪に重なる、肉体がフランシス・ベーコンの絵画のように重なる、二重写しの映画的表現が、怖くて見事であった
また、このような抽象的表現がもっと、欲しかった
エリック家の母親の血筋が、また不幸続きみたいで、この辺りは具体的には、示されてはいない
ケビンが健在なので、やや斬り込めていないと思う、伝記的映画📽️の難しさよ
健在のケビンの嫁さんパム👰を、リリー・ジェームズが演じており、明るい💡し、この人に付いていけば、幸せっていう安心感がある、巧い配役
またケビンとパムの子供が、二人とも女の子なので、レスラーに成らないので安心する ただし、三人目を妊娠🤰していたよ😿
結婚式💒の場面が長くて、マイケル・チミノ監督の『ディア・ハンター』(1978)に似ており、悲劇に続くことを連想させて、何だか不気味、事実、ショーン・ダーキン監督は引用を名言している
労作ではあった
TOTOシネマズ福津
スクリーン3
2024ー44ー35