開明獣

エリック・クラプトン アクロス24ナイツの開明獣のレビュー・感想・評価

5.0
本当の大人の音楽が聴きたいかい?本物の魂の音が聴きたいかい?ならば、これを観なよ🎼

エボニーカラーのボディにホワイトピックガード、レースセンサーのピックアップ、アームレスでメイプルネック仕様のストラトキャスター🎸、ご存知、ニュー・ブラッキーを引っ提げてエリック・スロウハンド・クラプトン登場👏

最初はフロントセンターの、フェイズアウトトーンをクリーンに鳴らして、得意のブルースインプロヴィゼイションをスローに奏でて、そこからフロントのクランチサウンドで、いきなり出ました18番のクロスロード😮

クリームのライブではジンジャー・ベイカー、ジャック・ブルースという当時最強のリズムセクションをバックに火を吹くようなプレイを聞かせてくれたが、ここでのリズムセクションも負けてない。何せ、あのフィル・コリンズとスーパーベーシスト、ネイザン・イーストなのだ🥁

フィル・コリンズと言えば、ジェネシスやソロでのボーカリストとしての活躍が目立つが、元々はジェネシスでの専任ドラマーでバカテクの持ち主。ソロ活動の合間に、凄腕メンバーばかりで構成されたブラインドXというバンドでクロスオーバーのインストものでバリバリ叩いていたほど😊ここでのクロスロードは、ソウルフルなアレンジで、クリーム時代とはまた違った良さで感動😭

しかし、ジンジャー・ベイカーもジャック・ブルースも、クリームのメンバーはみんな亡くなってしまったんだよね。オリジナルのレイラで鬼気迫るボトルネック奏法を聴かせてくれたデュアン・オールマンは早くに亡くなってるし、ヤードバーズで一緒だったジェフ・ベックも、かつて親友だったジョージ・ハリスン(奥さん寝取っちゃったけど💦)も鬼籍に入ってしまった😢

開明獣、しょんみり🥺

もう、全曲をいちいち取り上げてたら、このレビュー、どこまで続くか分からないからこの辺でやめておこう😅クラプトンの来日コンサートは、何度か行っていて、コロナ前に来たのが、「これが最後!」という触れ込みで行ったら、去年来てたのね😮あれを逃してしまって切歯扼腕なのだじゃ😬

しかし、クラプトンほど、マイナーペンタトニックとメジャーペンタトニックを自在に使い分けられるギタリストはいないし、ブルージーなトーンを決めさせたら、この人かピンク・フロイドのデイヴ・ギルモアの右に出るものはいないと思う。でもなんと言っても、オンタイムなリズム感が凄い!!前ノリでもなく、後ノリでもなく、極めてオンタイムなのが心地よい❤️フラッシーなタイプだとポール・ギルバートが近いタイム感かな🤔あとは、多大な影響を受けた、故エディ・ヴァン・ヘイレンね。エディは、クラプトンとアラン・ホールズワースをハイブリッドさせる流行れ技でジミヘン以降、最高のギタリストになったけど、ブルースフレーズ弾いてる時は、クラプトンの匂いを感じさせるんだよねえ😌

余談ついでに、クラプトンとは全く関係なく、ネイザン・イーストが、伝説のジャズユニット、ウェザーリポートの名曲、"A remark you made"をソロで弾くんだけど、夭逝した天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスへのレスペクトとオマージュが素晴らしい名演で胸が一杯になったよ😭映像にはないけど、アルバムでは、ブラインド・フェイス時代の超名曲、"Can’t find my way home”をネイザンが歌っていて(クラプトンにはキーが高すぎるため)トレードマークの6弦ベースでソロも弾いていて、流石、クラプトンと互角に渡り合えるミュージシャンだと再認識😊

もう語り出したら汲めど尽きせぬクラプトンなんだけど、彼は実はだめだめのだめだめのそのまただめだめのウルトラダメ男くんだって知ってた?親友の奥さんは寝取っちゃうし、ドラッグで廃人寸前まで行くし、アル中になって客と喧嘩はするし、メタメタの人生送ってきてるんだよね💦その辺りのドキュメンタリー映画が、「エリック・クラプトン~12小節の人生~」という作品で存分に観れます😑ここでは赤裸々にクラプトンのダメっぷりが描かれてるんだけど、なんと、ナレーションを本人自身が務めてるのよ😱自分のダメっぷりを自虐的に語りながらも、「俺にはギターしかなかった」というクラプトンに涙、涙、涙‼️こりゃあ、世の女性が惚れちまうわけだよ😆

ギター🎸に詳しくなくても、クラプトン聴いたことなくても、心を震わせる音楽に触れたければ観て損はない作品‼️開明獣も久方にケースからギター引っ張り出して、弦を換えてあげようかなー。弾かないけどね💦あんな凄いプレイ観た後に弾けるわけないでしょ😅
開明獣

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