心地の良い作品でした。
大きい事件が起きるわけでもなく淡々と描かれる平山さんの生活が、観ていて心が洗われるようでした。
テレビもネットも無く、古本とカセットテープを楽しんでいる様子。
仕事中に見つけた植物を持ち帰って愛でる。
コインランドリーで洗濯。
古いカメラで撮った写真を気に入らないのは破り捨てて、良いものは缶に保管。
取る行動ひとつひとつが心地良かったです。
ミニマリスト寄りの私にとって平山さんのような生活は憧れてしまいました。
平山さんの過去に何があったか気になりました。どうして清掃員をしているのか、妹とは何があったのか、そのあたりについて気になりましたがヘンに説明が無い方がこの作品性に合っていると感じました。
個人的に浅草、スカイツリー付近が生活圏なので、出てくるシーンが見覚えあるところが多くて嬉しかったです。
もしかしたら平山さんとすれ違ってないかと笑
浅草地下街で平山さんの席で飲みたいし、墨田区の電気湯に行きたくなりました。
大袈裟かもしれないですが、人生の節目節目で見たいと思うほど良かったです。
